こんにちは。「CallConnect」ライターチームです。
昨今のテレワークの浸透や政府の副業促進により、収入アップやスキルの向上を目指して副業を始める人が増えています。Job総研の調査によると、現在副業や兼業をしている人の割合は26.1%、今後副業や兼業をしたいと思っている人の割合は89.8%を占めました。
2022年副業・兼業に関する実態調査 |Job総研そんな中、「カスタマーサポートの副業にチャレンジしてみたい!」あるいは「繁忙期だけ自社コールセンターの仕事を副業人材に手伝ってほしい」など、コールセンターでの副業に興味を持っている管理者の方は少なくないでしょう。
この記事では、カスタマーサポートの副業の内容や求人方法について解説します。「副業をする側」と「副業人材を採用する側」それぞれの注意点もご紹介しますので、トラブル回避のためにぜひ最後までチェックしてください。
副業OKのカスタマーサポートの仕事内容
副業OKのカスタマーサポートでは、以下のような仕事内容を週3日~4日以上の勤務で募集しているケースが多いです。
・アポイント獲得のための架電
・データ入力
・メール対応
・有人チャット対応 etc…
出勤か在宅勤務かは求人案件によって異なるため、自分が働きやすい勤務条件を選ぶようにしましょう。
最近では、成約済みの顧客に対して継続利用を促す「カスタマーサクセス」の副業も登場しています。サブスクリプション型(継続課金)ビジネスの普及によってカスタマーサクセスの重要性が高まっているため、副業から始めて、フリーランスとして独立することも夢ではありません。
カスタマーサポートとカスタマーサクセスの違いは、以下の記事を参考にしてください。
カスタマーサポートの副業人材の募集方法
カスタマーサポートの副業人材を募集する方法は、主に以下の4通りです。
・求人サイトに求人情報を掲載
・クラウドソーシングサイトで仕事を発注
・SNSに求人情報を掲載、またはDMでスカウト
以下でそれぞれの特徴を説明します。
人材エージェントからの紹介
副業の普及に伴い、副業したい人と副業人材を求める企業とのマッチングを行う人材エージェントが増えています。
人材エージェントが間に入るメリットは、以下のとおりです。
・スキルや条件に合うマッチングをしてくれる
・副業を探す人にはキャリアカウンセラーによる案件紹介や契約時のサポートがある
・企業側の採用の手間(求人票の作成など)も削減される
採用が決まった場合には、企業側から人材エージェントに対して成果報酬を支払うのが一般的です。副業を探す側は無料で利用できます。
求人サイトに求人情報を掲載
オンライン上で求人情報を提供する求人サイトにも副業案件は多数掲載されています。
求人サイトでは、
・副業を探す人:自分で検索条件を指定し、希望に合う副業を探した上で応募
・副業人材を求める企業:自分で作成した求人票の掲載登録をして、応募を待つ
といった手間を要します。
一方で、最大手のIndeed(インディード)のように無料で利用できる求人サイトには多くの利用者や求人情報が集まるため、チャンスを掴みやすい点がメリットです。
クラウドソーシングサイトで仕事を発注
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい企業や個人が不特定多数に対して発注を行うサイトのことです。
代表的な以下の2つのサイトは、受注・納品が完了した際にシステム利用料が発生する形で運営されています。
・クラウドワークス:案件を受注した側が報酬からシステム利用料を引かれる
・ランサーズ:案件を依頼した側も受注した側も、システム利用料を支払う
(双方からシステム利用料が引かれる)
コストがかかるものの、仕事の依頼・応募・採用・納品・支払いといった、すべての工程をクラウドソーシングサイト上で管理できます。そのため、初めてでもスムーズに手続きを進められるのがメリットです。
また、多種多様な利用者がいるため、案件や人材が自分の条件に合っているか否かを慎重に見極める必要があります。
SNSに求人情報を掲載、またはDMでスカウト
スタートアップを中心に、SNSを活用して企業が直接副業人材へアプローチする方法も増えています。
間にエージェントや他社サイトを挟まないため、以下のようなメリットがあります。
・企業と人材とのコミュニケーションに生まれる待ち時間が短縮
・仲介手数料やシステム利用料などのコストを削減
その反面、副業に特化した媒体ではないため、条件に合う案件や人材に巡り合える可能性は低く、成約に辿り着けないケースも少なくありません。
副業の注意点
副業をする人と、副業人材を募集する企業それぞれの注意点は、以下のとおりです。
副業をする人の注意点 | 副業人材を募集する企業の注意点 |
---|---|
・事前に所属している会社の副業可否を確認する ・効率的に収入を得るには、経験や実績のある職種を選ぶ ・本業とのバランスが確実に保てる業務量に留める ・年間所得金額が20万以上なら確定申告が必要 ・「楽して稼げる」と謳ってマニュアルや情報商材を売りつける副業詐欺に注意 |
・求める人材と出会うために、応募条件を明示する ・副業人材は稼働時間が限定されるため、業務内容を明示する ・報酬や昇給の条件は事前に明示する ・あらかじめ決めておいたタイミングで進捗確認を行う |
副業に伴うトラブルを避けるためには、本業の就業規則や副業の仕事内容、所要時間、報酬などについて、事前によく確認しておく必要があります。
副業が忙しくなったために十分な休養が取れず、本業に支障が出てしまうケースは決して珍しくありません。本業の職場で信頼を失っては本末転倒なので、副業はある程度仕事量をセーブし、余裕をもって活動できるように気を配りましょう。
また、副業人材を採用する企業側も、限られた時間でこなせる仕事内容を依頼する必要があります。副業人材は経験者が多く即戦力になるものの、正社員のようにどんな仕事でも任せて良いわけではありません。本業がある分、報酬に見合わない要求をすればすぐに人材は離れてしまいます。副業人材の採用目的を明確にした上で、適正な仕事内容を依頼しましょう。
まとめ
カスタマーサポートの副業について、具体的なイメージは湧きましたか?
カスタマーサポートの仕事には、高いコミュニケーション能力や文章力が求められるため、どの職場でも経験者は歓迎されます。もし「副業で収入アップを狙いたい」とお考えなら、未経験の職種や誰にでもできる作業をやるよりも、本業に近いカスタマーサポートの案件をチェックしてみることをお勧めします。
「副業ではなく、転職したい!」という方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。