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2022.04.05
コールセンターは喉を痛めがち?つらい声枯れの対処法と予防策

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こんにちは。「CallConnect」ライターチームです。

コールセンター勤務者にとって、声は大切な商売道具。喉や声の調子が悪いと仕事に支障が出てしまうだけでなく、何より自分自身がつらくなります。
今回は、喉を痛めて声が思うように出ない「声枯れ」が起こる原因、勤務中にもすぐに実践できる声枯れ対処法、日頃から心がけておきたい予防策、おすすめアイテムについてもご紹介します。

コールセンター勤務で声枯れが起こる原因

コールセンターで勤務する人の多くは、喉を痛めて声枯れを起こした経験があるのではないでしょうか。そもそも、なぜコールセンター勤務で声枯れが起こるのか、主な3つの原因について解説します。

①喉を酷使している

コールセンターのオペレーターは声を使う仕事ですので、日頃から喉を酷使しています。応対時間や一日の勤務時間が長くなればなるほど、喉への負担が増します。
また、電話をかけてこられたお客様が高齢で耳が遠い場合など、繰り返し大きな声で話し続けて喉を痛めてしまうこともあるでしょう。
特に、腹式呼吸でお腹からしっかり声を出せていないと、声帯にかかる負担が増えるため、声枯れが起きやすくなります。

②室内の空気が乾燥している

オフィス勤務している場合、常に空調が効いています。ビルによっては、窓を開けての換気ができないところもあり、室内の空気が乾燥しやすいです。
また、多くのスタッフが一斉に声を出す環境のため、どうしても空気がこもりがちになります。空気清浄機や加湿器を置いていても、部屋全体が常にベストな状態に保たれているとは限りません。エアコンからの距離や風向き等の条件によって、乾燥の影響を特に受けやすい座席もあるでしょう。

③疲労やストレスが溜まっている

コールセンター勤務で避けて通れないのがクレーム対応。仕事だとわかっていても、クレーム対応が続くと心身が疲弊し、ストレスも溜まりがちです。お客様から理不尽な物言いをされても言い返すわけにはいかず、グッと堪えて言葉を飲み込む場面もあるのではないでしょうか。
ストレスを溜め込むと、誰しも自分の弱い場所に不調が出やすくなるものですが、言いたいことを言えずに我慢し続ける状況が続くと、声が出にくくなるケースがあります。

すぐにできる声枯れ対処法

ここからは、勤務中に声枯れが起きてしまい、今すぐ何とかしたいというときに役立つ応急的な対処法をご紹介します。

喉スプレー

ドラッグストアなどで手軽に購入できる、ノズルの付いた喉スプレーは声枯れ対策に最適です。デスクの上や引き出しに置いておくと、すぐにうがいができない電話の応対中にもサッと1プッシュできるので便利です。

のど飴・トローチ

喉の炎症にダイレクトに作用してくれるのど飴やトローチは、多くのメーカーからさまざまなタイプの商品が販売されています。ハーブや果実のエキスを使ったものや、昔ながらのハチミツや黒砂糖、生姜、大根を使ったものなど、お気に入りを見つけて常備しておくと重宝します。

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温かい飲み物

声枯れには、温かい飲み物で口の中を潤すのも有効です。乾燥からくる不快感を和らげるだけでなく、喉を温めることで声帯が開き、声が出やすくなります。熱すぎるとすぐに飲めないため、ぬるくなりすぎない程度に冷ましましょう。ハチミツを入れたハーブティーもおすすめです。

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アロマオイル

通話中でもお客様に違和感をもたれることなくできる方法としては、アロマオイルをハンカチやマスクに1~2滴垂らして吸入するのが手軽でおすすめです。休憩時間にポットのお湯を注いだマグカップの中に1滴垂らして、目を閉じて吸入するのも効果的です。
ペパーミントやユーカリ、ティーツリーなど清涼感のある香りは、鼻や喉の不快感を鎮めてくれます。

バーム

主に皮膚の保湿目的で使われることの多いバームは、ワセリンやミツロウをベースにしていて、油分を多く含んだいわゆる「軟膏」のことです。ハーブの香り付きのものは、鼻の下や首筋にダイレクトに塗ると楽になります。昔から家庭の常備薬としてお馴染みの「メンソレータム」や「メンターム」にはメントールやユーカリが含まれているので、実は喉のケアにも便利です。

声枯れ予防策・喉ケア

ここまで声枯れの応急的な対処法をご紹介してきましたが、やはり声枯れを起きにくくするには、普段から予防策を徹底しておくのが大切です。
ここからは、声枯れの予防策と喉ケアに役立つ裏技をご紹介します。

うがい

言わずと知れた、喉ケアの王道。うがいは感染症対策や風邪予防、花粉症対策にも推奨されている、基本中の基本の予防策です。うがい薬や食塩を入れたぬるま湯を使うと効果的です。帰宅後だけでなく、ランチタイムの前などにも積極的に続けることをおすすめします。

マスク

感染症対策で着用が日常的になってきていますが、コールセンター勤務者は以前から季節を問わずマスク着用をしている人も多くいました。マスクは、喉を乾燥から守ってくれる心強いアイテムです。感染症流行の有無にかかわらず、上手に活用しましょう。

ポータブル加湿器

オフィス全体に設置されていても自分の座席では十分な効果が感じられない、そもそも加湿器が設置されていないという場合などには、ポータブル加湿器を活用する方法がおすすめです。パソコンにUSBケーブルを繋いで使える、小型で音の気にならないタイプもあります。

言いたいことを言える場所を持つ

ストレスを溜め込むと、声が出づらくなることがあります。勤務中にはなかなか難しいと思いますが、勤務終了後や休日には言いたいことを思いっきり言える場所を意識して持つようにして、ストレスを溜め込まない生活を心がけましょう。

実はNGな悪習慣

日頃の生活習慣の中で実は喉に負担をかけてしまう、声枯れにはNGな悪習慣があります。いろいろケアしているつもりなのに、しょっちゅう声枯れを起こしてしまうという人は、NG習慣がないか見直してみましょう。

カフェインを多く含んだ飲み物

コーヒーや紅茶、緑茶、コーラなどにはカフェインが多く含まれています。リラックスするつもりで飲んでいても、利尿作用があり、身体中の水分を奪ってしまうため、実は喉を潤すのには逆効果です。
声枯れしやすい人は、ノンカフェインの飲み物を中心に選ぶのがおすすめです。

香辛料を多く使った食べ物

香辛料が多く使われている食べ物は、喉への刺激となります。声枯れが気になるときは、刺激の少ないマイルドなメニューを選ぶように心がけ、スパイシーな食べ物は嗜好品としてたまに食べる程度にするのが無難です。

睡眠不足

睡眠不足は免疫力低下につながり、結果として風邪や感染症にかかりやすくなってしまいます。常にベストコンディションで仕事に臨めるよう、日頃から十分な睡眠を心がけましょう。

声枯れに効果的なお役立ちアイテム

声枯れを今すぐ何とかしたいときや普段のケアに役立つ、お役立ちアイテムの一例をご紹介します。

●ヴイックス メディケイテッドスプレー

コンパクトで携帯に便利な喉スプレー。すっきりさわやかなレモン風味で、仕事中のリフレッシュにもなります。

●カンロ ボイスケアのど飴

カンロと国立音楽大学のコラボで開発された、声を大切にする人のための本格的なのど飴です。プロポリス配合で免疫力アップにも。

●ニトリ アロマオイル(ミントブレンド)

ペパーミント、ユーカリ、レモン、オレンジスイートの天然精油をブレンドした、すっきり爽やかな香りで喉のケアにもリフレッシュにも役立ち、一石二鳥です。

まとめ

コールセンター勤務者にとって、声はまさに命といっても過言でないほど大切な商売道具です。

今回ご紹介した声枯れの対処法や予防策を参考にしつつ、喉の不調を感じたときには、痛めてしまう前に早めの休息を取るようにしましょう。

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